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「小惑星2001 CC21」を観測しようキャンペーン

「小惑星(98943)2001 CC21」は、JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」の拡張ミッション対象天体です。
「はやぶさ2」は、2026年7月にこの小惑星をフライバイ観測します。この小惑星は、2023年1月から3月に地球に接近するため、JAXA はやぶさ2拡張ミッションでは、“小惑星2001 CC21 を観測しよう”キャンペーンを推進中です。

JAXA はやぶさ2拡張ミッション “小惑星2001 CC21 を観測しよう”キャンペーンのサイト

このキャンペーンは、2つのミッションで構成されています。期間は、2022年12月27日から2023年3月末までです。

  1. 「小惑星2001 CC21」を撮影しよう
  2. 掩蔽観測に挑戦しよう

本キャンペーンについて

このキャンペーンは、下記の3団体が共同で実施しています。

「小惑星2001 CC21」を撮影しよう(難易度:☆☆☆☆)

「小惑星2001 CC21」撮影キャンペーンは、「はやぶさ2」の次の目的地「小惑星2001 CC21」の画像を撮影して、その画像を送って頂きます。
多くの愛好家の方々に関心を持ってもらうことが目的で研究目的ではありませんので、気軽に撮影して投稿してください。

撮影ガイド

「小惑星2001 CC21」の位置

ステラナビゲーター11(アストロアーツ社)で作図

「小惑星2001 CC21」の明るさは、2023年初めでは約18等、一番明るい2月の初旬には約16等、ただ3月末には20等位まで暗くなります。30cmクラスの望遠鏡としっかりした導入と追尾、そして画面に写るたくさんの星の中から正確に同定する力が必要です。

参考:真っ暗な場所で人間の肉眼で見える一番暗い星は6等星で、16等星はその1万分の1位の明るさです。スマホやコンパクトカメラでは残念ですが撮影できません。

位置は、やまねこ座からきりん座にかけて移動していきます。日々の詳しい位置は、下記のソフトやホームページで入手できます。

小惑星は恒星と違って太陽の周りを公転しているので、時間がたつと位置が変わります。時刻を変えて撮影した画像を比較すると、動いている=小惑星なのを判断できます。

応募フォーム

「小惑星2001 CC21」を撮影された方は、当ホームページのフォームより画像をお送りください。

応募フォーム

お送りいただいた写真は、当ホームページで紹介いたします。また、投稿者の情報はキャンペーン参加3団体で共有の上、記念品をお送りするのに利用いたします。

掩蔽観測に挑戦しよう(難易度:☆☆☆☆☆☆)

掩蔽観測の原理

掩蔽観測キャンペーンは、望遠鏡で見ても小さすぎて形が分からない、小惑星の大きさや形状を取得する科学的な成果を目的としています。

「小惑星2001 CC21」が恒星の前を通過すると、その恒星が隠されて一瞬暗くなります。小惑星の動きは計算できるので、その暗くなった時刻が正確に分かると、小惑星の大きさを見積もることができます。さらに、複数の異なる場所で観測が成功すれば「小惑星の影」の形が描けて、小惑星の大きさや形を推定する貴重な情報になります。(参考:小惑星による恒星食の観測成果・HAL星研)

観測ガイド

食が見られる幅数kmの細長いエリアに布陣し、正確な時計と共に0.1秒程度の現象を記録する高難度の観測となりますが、機材の性能とお持ちのノウハウのすべてを注ぎ込む挑戦しがいのある、そして科学的な意義の高い観測となります。
未経験の方も、この機会にぜひ挑戦してみてください!

「小惑星2001 CC21」が掩蔽観測キャンペーンについては、「プロ・アマ共同掩蔽観測チーム」(リーダー:吉田二美氏(産業医科大学/千葉工業大学惑星探査研究センター))が実施します。「小惑星2001 CC21」による掩蔽観測については、早水 勉氏(HAL星研・JAPOS会員)のWebサイト

Asteroidal occultation by (98943)2001 CC21

を参考に撮影をお願いします。必要な機材やノウハウが書かれています。また、お問い合わせや観測結果の報告先の情報も掲載されています。

「はやぶさ2」は今どこに?

「はやぶさ2」は太陽の周りを公転しながら、「小惑星2001 CC21」をフライバイするコースへ少しずつ軌道を修正中です。
遠くて小さいため撮影することは不可能ですが、2022年12月28日に軌道の情報が公開されたので、興味のある方は拡張ミッションのページをご覧ください。

拡張ミッションにおける「はやぶさ2探査機」の軌道情報(はやぶさ2拡張ミッション)