平成30年12月10日

関係者各位


日本公開天文台協会
会長 安田 岳志
研修会担当理事 坪根徹
公開プログラムワーキンググループ
担当 宮本孝志


日本公開天文台協会(JAPOS) 第7回全国研修会について(ご案内)


 初冬の侯、皆様方におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 さて、日本公開天文台協会(JAPOS)では、天体解説技術の向上を目指す作業部会「公開プログラムワーキンググループ」の担当事業として、下記のとおり第7回全国研修会を計画いたしました。

 2012年度から始まったこの研修会では、過去6年にわたって天体解説技術を「要素」に分解してその構造を明らかにする作業を続けてきており、それによって天体観察会をさまざまに再構成して実施することが可能となるように、また新人教育にも応用できるようにと、活動を続けてきました。

【前回全国研修会の報告はこちら(第6回全国研修会@岐阜 H30年1月)】

 さて、第7回となる今年度全国研修会では、過去6年にわたって積み重ねられてきた研修会の蓄積を活かして、公開天文台における天体解説の技術発展の各過程の習得を目指すとともに、今回から、この研修会がサイエンスコミュニケータ養成 講座でもあるという新たな視点からの位置づけも加味しながら、再構成することにしました。
 また、実際の天体観察会を、日本で最も早期に一般への天文公開活動を始めた歴史的な国立科学博物館・赤道儀室で行います。

 さらに、急速に進展する現代のネット社会の環境に適応できるように、ハードやソフトが融合した次世代型公開天文台の解説技術へとつながる研修会となるように企画しています。

 専門的な知識や経験の有る無しを問わず、プラネタリウムや科学館・博物館などでそれぞれ解説をされている方にも、解説技術一般の基本構造のより広範な知見を得る機会になるかと思います。

 つきましては、ご多忙の時期とは存じますが、上記の趣旨をご理解の上、積極的なご参加と、関係各位の皆様へのご周知をお願い申し上げます。



--日本公開天文台協会--
(JAPOS第7回全国研修会プログラム)


1.日  時  平成31年1月28日(月)10:00~30日(水)12:00
2.場  所  1月28日(月)
            〒110-8718 東京都大東区上野公園7-20
            「国立科学博物館」
        1月29日(火) ~ 1月30日(水)
            〒123-0842 東京都足立区栗原1-3-1
            「ギャラクシティ」
3.テ ー マ  理論と実践:サイエンスコミュニケータとしての天文台解説員
4.定  員  30人(原則的に申し込み順)
5.参加資格  専門職員・ボランティア解説員などを問わず、一般を対象。
        天体観察会、講座、科学解説などの企画・実施に興味のある方。
6.参加費用  初日のみ:1,500円 全日程または2日間:3,000円
7.参加申込  1月21日(月)までに下記申込フォームからお申し込みください。

   【参加申し込みフォーム ※1/21(月)締切】
https://goo.gl/forms/KhIL06GaK0bgajSM2

8.お問合わせ  南阿蘇ルナ天文台 高野、園木宛
observatory(あっとまーく)luna.jp.net
(あっとまーく)→@に変更してください
0967-62-3006


--------------予定--------------

1 月 28 日 (月)

場所:国立科学博物館(上野・日本館)

  • 10:00 開会式
  • 10:20 基調講演(60分) 国立科学博物館 小川義和先生
  • 11:20 午前セッション(60分)
  • §1.「サイエンスコミュニケーターとしての天体解説員とは?」

  • 12:20 休憩
  • 13:20 午後セッション(180分)
  • §2.「機材操作技術と光学」

    §3.「対象天体観察技術」

    §4.「観察プログラム企画技術」

  • 16:40 発表(20分)
    うすだスタードーム天体解説員 坪根徹
    「天体解説員の頭の中」
  • 17:00 休憩
  • 18:00 国立科学博物館の洞口俊博先生と赤道儀室で天体観察会(90分)
  • 19:30 終了

1 月 29 日 (火)

場所:ギャラクシティ

  • 10:00 午前セッション(120分)
  • §5.「観察グループの作り方」

    §6.「効果的な天体解説方法」

    §7.「より深い理解をもたらすナラティブ(物語的)な解説手法」

  • 12:20 休憩
  • 13:00 午後セッション(240分)
  • §8.「天体観察を通して起こる理解構造の再構築」

    §9.「天体観察会で起こる気づきと発見の構造」

    §10.「観察会後へ続く学びのプロセスづくり」

  • 17:00 終了
  • 18:00 情報交換会(希望者のみ、別途実費)

1 月 30 日 (水)

場所:ギャラクシティ

  • 9:00 午前セッション(90分)
  • §11.「サイエンスコミュニケータ自身の学び & 伝えたいこと」

  • 10:30 総合セッション(75分)
  • §12.「観察会のクロージングのあり方」

    §13.「次世代の天体観察会に向けて」

  • 11:45 閉会式
  • 12:00 終了、解散


------------アクセス------------


会場へのアクセスは、各館のHPをご参照ください

・国立科学博物館(1/28月)
【公式HP】https://www.kahaku.go.jp/
【GoogleMap】https://goo.gl/maps/TTY1vfpLcrq


・ギャラクシティ(1/29火、30水)
【公式HP】http://www.galaxcity.jp/
【GoogleMap】https://goo.gl/maps/ojeDy9ZTk372